家計に優しく徹底調査!大手と補習塾で中学受験にかかる費用は?

家計に優しく徹底調査!大手と補習塾で中学受験にかかる費用は?

子どもを中学受験させるにあたって2つ大事なことがあります。
1つ目は当然子どもの学力
そして もう1つがお金のことです。

お察しいただけた通り、中学受験をするためには、まずはお金のことを考える必要があるのです。

おそらく

  • 1年間でだいたいどのくらいお金がかかるのか
  • そもそも何にお金がかかるの?
  • 塾ごとのサービスでお金のかかり方が違い過ぎる
  • 成績を上げるための補習塾に通わせる余裕はあるのか
  • 塾以外の習い事を続けることもできるのか
  • できれば塾の費用を安く済ませたい

といったお悩みを抱えていらっしゃるかと思います。

実際、入会前のお母様から「聞くのはちょっと恥ずかしいのすが…」といった感じでご相談いただくのは成績アップと同時にこのようなお金の悩みなのです。

そんな方のために、中学受験本番までに必要となる費用をまとめ、費用の有効な活用方法について紹介したいと思います。

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目次

中学受験にかかるお金の種類

そもそも中学受験をするには、その学校に支払う『受験料』や、合格したときにかかる入学金や制服・教科書代などの入学後にかかる費用があります。


簡単にまとめると、『受験料』は2~3万円、『入学金』は平均25万円、『教材費や施設費』呼ばれるものは10万円程度かかります。さらに在学中にずっと必要になる『授業料』などが平均20万円程度必要です。


また他にも、『寄付金や学校債(卒業時に返還される)』が必要になるところもありますね。これは東京都の私立中学校では184校中、実に91校が実施しています。これらの平均額は、寄付金が14万学校債が12万といったところです。注意いておきたいところは、この中には寄付金が50~100万円必要なところがあるところです。学校ごとのホームページに【1口につき〇万円】と記載されているので、いざという時に慌てないようにしっかり見ておいてください。

中学受験にかかる塾代や家庭教師にかかる費用

さて本題になりますが、中学受験の大手塾や補習塾・家庭教師にかかる費用はどの程度必要なのでしょうか。今回はとりあえず、多くの方が中学受験をスタートさせる4年生からの3年間の最低数値で考えてみます。1年ごとの数値も載せていくのでご安心ください。

中学受験塾の費用は3年間で200万円以上

中学受験のためには、大手塾に通って受験勉強をするのが一般的です。6年生になるとほぼ毎日通塾することになり、塾の費用も高額になっていきます。

中学受験のための大手進学塾には、4年生くらいから通うのがベターです。

塾の月謝はそれぞれ異なりますが、平均すると4年生の時点では月に2~3万円程度になります。これは大手に限らず、その他地域にある一般の塾でも大差はありません。

ここから5年生だと4~5万円、6年生であれば5~6万円となっていきます。

年間で考える月謝の計算

例えば都内の大手進学塾ですと、月謝は4年生3万円、5年生4万円、6年生5万円が相場になります。
単純計算で

<年間の塾費用>

4年生 3万円×12か月=36万円
5年生 4万円×12か月=48万円
6年生 5万円×12か月=60万円

となります。

他の経費についての計算

塾は月謝の他にも様々な費用がかかります。どんな塾でも必要になるのが以下のような項目です。

<塾の月謝以外にかかる費用>

学年教材 3万×3年=9万円
塾内模試 3万×3年=9万円
春期講習 3万×3年=9万円
夏期講習 20万×3年=60万円
  • 教材費
  • 『教材費』は年間で3万円~4万円かかります。

  • 塾内模試
  • 『塾内模試』は1回の受講で約5千円程度かかり、6回は受けることになるので年間で3万円程度必要です。

  • 講習費
  • 『春期講習』・『夏期講習』では、講習ごとに約3万円から20万円程度は必要です。

ざっくり計算すると、月謝以外の費用は3年間の総額で87万円程度になります。

つまり単純計算すると、通塾する時期ごとに分けた場合、年間の費用は

4年生から3年間 144万+87万=231万円
5年生から2年間 108万+58万=166万円
6年生から1年間 60万+29万=89万円

となるわけですね。

家庭教師・補習塾を利用する場合

さてここからは今の成績をさらに上げるために必須な家庭教師、補習塾について説明していきます。

どんなに成績のいい子でも、中学受験が目前となる小学校6年生になると、塾と家庭教師・補習塾を併用する家庭は多いです。

お金がかかりそうな印象を持たれがちですが、そんなことはありませんのでご安心ください。重要なのは利用の仕方です。それも併せて紹介していきます。

家庭教師の場合

多くの家庭教師・補習塾が世の中には存在していますが、平均すると1カ月の料金は平均で週1回90分、学生で1万5千円プロなら3万円程度が相場になります。

費用は週に何回授業を入れるかで変わってきますが、基本的にはついていけなくなった単元の解決に当てることが受験成功の法則なので、基本1回、多くても2回程度授業を行えれば問題ありません。

なので計算すると年間で

学生月謝 1.5万円×12か月=18万円
プロ月謝 3万円×12か月=36万円

となりますね。これを何年生からつけるかで変わってきます。

補習塾の場合

そして補習塾ですが、これは塾の授業形態によって大きく費用が違います。【1対2】で授業を行うところもあれば、【1対1】で完全に付きっきりの場合とがあるからです。

1対1の完全個別の場合、家庭教師の相場とだいたい同じで、学生からプロまで平均2.5万円~3万円程度になります。1対2の場合は高くても2万円程度といったところですね。

なので計算すると年間で

1対2月謝 2万円×12か月=24万円
1対1月謝 2.5万円×12か月=30万円

といったところです。

どちらがいいのか

これについては金額との相談は必要ですが、子どもにとってどの環境がいいかということにつきます。よく聞くのは

  • 塾に行く時間がとれないから家庭教師がいい
  • 教室長から受験情報がさらに欲しいから補習塾がいい
  • どんな勉強をしているか管理したいから家庭教師をつけたい
  • 環境を変えても他の受験生との競争心を持たせたい

といったものです。

これはご家庭によって考え方が違うので、お母様自身が望む環境を考えて判断していただく方が間違いありません

家計に優しく、さらに成績を上げる有効活用

ここまできて、中学受験にはどうしてもお金がかかることがハッキリしたと思います。すると、どうしてもご家庭の事情や子どもの習い事との兼ね合いを考える必要がでてきます。

既に大手塾に通われている方におすすめしたいのは

  • 受験が近づいてきたタイミング
  • 成績が横ばいになってきたタイミング

で補習塾を利用することです。なぜなら、勉強させ過ぎてもお金がかかるだけだからです。中学受験の核心になりますが、受験に必要な勉強は決まっているということを忘れないようにしましょう。

得意不得意はあるかもしれませんが、志望校が決まれば

  • 絶対にできるようにならなければいけない単元
  • 必ず覚えなければならない単元

が出てきます。

そして逆に、得意不得意に限らず勉強しなくてもいい単元が絶対に存在します

簡単に言えば『志望校の入試傾向』ですね。これはどの学校も例年ほとんど決まっています。

この絶対志望校の入試に出る単元のうち、わからない、解くことができない単元に限り、補習塾に通って解決するようにすればいいのです。

これは私の塾でも行っていることで、このほうが絶対に無駄も出ませんし、合理的で費用対効果も高いです。弱点の洗い出しは模試を見ればすぐ分かるので、不安があれば今すぐにでも学習相談をしに行きましょう。

さらに6年生から通塾を始めた子でも、4年生から始めている子と比べて、かかった費用だけ見れば142万円の差(※1)はあるので、その分 家庭教師や補習塾の回数を週に2~3回に増やす手もとれます。

無駄を省いて必要な単元を学ぶ、いわば最短距離を進むことができれば費用は断然安く抑えることができます

まとめ

これらの例は大手進学塾に行った場合のものでしたが、中学受験をするための塾通いには、3年間で200万円程度は必要とみるのが基本です。

いわゆる通信教育や個人塾で合格した例も聞きますが、その場合、費用はかなり安く済むとは思いますが、子どもの40年先の未来を思えば確実な成績アップの方法をとるべきかと思います。

どうしても必要になる費用なので、費用対効果も考えつつ、無駄のないように利用していきましょう。

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