保護者の方から「スマホアプリで勉強させるのは効果がありますか?」という質問をよく受けます。
結論から言うと、使い方さえ間違えなければアプリで勉強するのは効果的です。
最近では東大受験の勉強にもアプリがおすすめされているんですよ
ただし、変なアプリを使ってしまうと勉強効果が出ないばかりか、高額請求されてしまうトラブルが発生してしまう可能性もあるので注意が必要です。
使ってから失敗しないように、このページでは塾講師の視点から中学受験アプリを解説します。
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中学受験の勉強にアプリが有効な理由
スマホアプリなんて聞くと
「遊んでしまうのではないか」
「書いて覚えた方がいいのではないか」
と考える方がほとんどだと思います。
まさにそのとおりで、スマホアプリの学習だけで中学受験を合格できると考えているなら大間違いです。
「冒頭で書いていることと違うじゃないか」と言われてしまうので補足しますと、結局のところ、スマホアプリも大手進学塾のテキストも学習 “補助” 教材であるということです。
教材を使う側にもコツが必要で、どんなに素晴らしいテキストだろうと誰もが中学受験に合格できるわけではありません。マーカーを使った三色学習法であったり、テキストをコピーしてトイレに貼っていたりと、受験に合格する子どもは教材を上手く使っています。
じゃあ、結局は子どものやる気次第なのね
いえいえ!むしろ逆で、やる気がない子ほどスマホアプリがおすすめなんです
中学受験用アプリは学習習慣をつけるのに適している
引用元:小中学生向け通信教育『デキタス』
スマホアプリが優れているのは場所や時間を気にせず学習できるところです。東大生を特集したテレビ番組がありましたが、その中で『いつでも復習できるようにキャリーバッグに参考書を入れて持ち運んでいる』という学生がいました。
勉強をしていると
- 暗記物をやろうと思ったけど、気分が乗らないから違う教科をやりたい
- 勉強する予定ではなかったけど、たまたま時間が空いてしまった
ということは多くあります。
こんな時にスマホアプリなら手軽に学習することができますし、“空いた時間は少しでも勉強する” といった行動が学習習慣をつけるのに非常に適しています。
中学受験用アプリは最新の試験情報を提供してくれる
引用元:小中学生向け通信教育『デキタス』
中学受験は情報戦です。年によって問題の傾向は異なりますし、ニュースなどによっても試験対策は変わってきます。遅れた情報を元に勉強をしていると受験には合格できません。
いくら評価が高い出版社でも、その年の最新情報を詰め込んだ参考書が店頭に並ぶまでには時間がかかります。しかし、スマホアプリであればそんな心配はありません。いつでも最新の試験情報で学習することができるんです。
それに、参考書よりもスマホアプリの方が管理しやすいので、学習したい部分にしっかりと焦点をあてることができます。
中学受験アプリで失敗してしまうパターン
アプリの良い面を紹介してきましたが、反対に悪い影響を与えてしまう可能性もあります。
「子どもの学習が少しでもはかどれば…」という保護者の想いが逆効果になりかねませんので、しっかりとアプリのデメリットについても抑えてください。
学習アプリを使わず、他のアプリで遊んでしまう
上にも書きましたが、受験勉強用にと渡したスマホを遊ぶことに使ってしまう可能性もあります。これには十分に注意しないといけません。
受験をするといってもまだ小学生です。子どもの自主性に任せきってしまうのは危ないでしょう。
今では大手の進学塾に通わせるため、小学生でもスマホを持っていることがほとんどです。
帰る時間を連絡させたり、改札を通った時間がわかったりと、何かと便利ではありますが、定期的にスマホの使用状況を保護者がしっかりと確認しましょう。
中学受験アプリで全教科をカバーしようとしてしまう
アプリもけっして万能ではありません。教科によってはアプリより紙で書いて勉強する方が効果的な場合があります。
算数も、計算問題を解く場合は手を動かしたいですね
なので、全ての学習をアプリでするのではなく、必要な教科を正しい学習方法で行うことが重要です。
そのためにも、子どもに学習アプリを使わせる際は、どのように使うかをしっかり話して聞かせ、最初は保護者も一緒にアプリを使って学習しましょう。
おすすめの中学受験用アプリ
ここまで中学受験でアプリを使うポイントをお伝えしました。
それでは、そのポイントに沿ったおすすめのアプリを紹介します。
気になるところからご覧ください
全教科に対応したアプリ
全教科対応なのはもちろん、学習業界でも有名な会社が運営しているので実績も安心です
デキタス
デキタスは城南進研グループの講師陣が監修をしているアプリです。『楽しい・わかる・できる』を自然に促し、学習習慣を続けられるようにしてくれます。
- 『デキタ’sノート』で筆記対策がある
- 経済産業省の『未来の教室』実証事業に採択
- 保護者の管理機能も搭載
スマイルゼミ
スマイルゼミはなんと『小学生タブレット』顧客満足度No.1を2年連続受賞しているサービスです。学習状況を分析して勉強法を提案してくれます。
- 専用ペンで筆記対策がある
- 先取学習機能も搭載
- 専用タブレットが必要
国語
算数
有料になりますが『RISU
理科
社会
まとめ
正しい学習方法でアプリを使えば、偏差値が50台付近をウロウロしている子はグッと偏差値が上がる可能性があります。
できる問題を落としてしまうのは理解が定着していないためなので、定着させるためにアプリ学習が有効なんです
アプリを上手く利用して理解度を深め、中学受験の合格を確実なものにしてください。
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