保護者の方から「理科はどうやって勉強したらいいですか?」と質問されることが多くあります。
私は受験業界で指導を始めて20年以上になりますが、私自身も理科の勉強方法には頭を痛めました。
授業中の子どもたちはイキイキしているのに、模試は悪い結果ばかり…
自分の指導力がないのではないかと、自信を失いかけた時もありました。
しかし、私は授業を通して 受験科目の中で理科は特殊な存在だということに気づきました。
そして、理科がどんな教科なのかを教えることで子どもの成績を上げることができることがわかりました。
このページでは、
- 理科がどんな科目なのか
- 理科はどうやって勉強したらいいのか
について具体的に解説していきます。
理科の勉強の仕方について悩んでいる方は参考にしてください。
[toc]
中学受験の理科に苦手意識を持つ原因
まず冷静に振り返ってみてください。
本当に子どもの理科の成績は上がっていないのでしょうか?
「前回よりいい成績だ!」と安心するのもつかの間、「過去最低の成績だった…」と落ち込んでしまう。
この繰り返しではないでしょうか?
理科の成績が上がらないと感じていまうのには理由があります。
それは
- 4教科の中で足を引っ張っている
- トータルとして成績が上がっていない
ということが挙げられます。
これが原因となり、理科に苦手意識を持ってしまう子が多いんです。
中学受験の理科は特殊な科目だという認識を持つ
残念ながら理科という科目には、年間を通して一貫した勉強法はありません。
まずその事をしっかりと肝に銘じておくことが大事です。
理科は特殊な科目であるという認識が大切なのです。
子どもにもその事を頭に入れておく必要があります。
なので、予習や復習、暗記方法を変えたとしても成績が上がりません。
中学受験の理科は『化学・物理・生物・地学』の総合問題である
小学校では『理科』という名称になっていますが、実際には『化学・物理・生物・地学』が一つになった総合問題です。
高校生に置き換えると、なんと4教科がいっぺんに問題として出されることになります。
では、化学の勉強方法は地学と同じでしょうか?
また、物理の勉強方法は生物と同じですか?
まさにこれが理科の正体で、勉強方法を探すカギになるんです。
中学受験の理科の具体的な勉強方法
小学生に化学や物理と言っても考えられません。
理科の単元を分けるには “計算が必要か、必要じゃないか” という区別をさせるのが簡単です。
計算が必要な問題であれば、どうしてそのような計算式となるのか、これは算数の計算とは異なりしっかりと計算が必要な理論が理科には存在するのです。
きちんとその理論が理解できていれば、算数とは違って解き方は覚えなくても答えることができます。
なぜなら、理論は ある現象に対して一種類しか存在しないからです。
計算が必要のない問題であれば、そこから先は知識という事になります。
ここまで来て初めて暗記の方法を考えることができるんです。
しっかりと覚えられているのかどうかこまめにチェックすればしっかりと得点としてその成果が出てきます。
中学受験の理科を確実に解くには『相棒』が必要
理科という教科の勉強には、必ず「それ以上は考えようがない」という所まで導いてくれるパートナーが必要です。
非常に細かい所まで掘ってくれる『相棒』が必要なのです。
「どうして?」、「なんで?」、「理由は?」
と、子どもたちの理解を深めるためにもパートナーが必ず必要なのが理科なのです。
私は授業中にしつこいぐらいにこの言葉で子どもたちと向き合っています。
子どもたちの口から何の返答も返ってこなかった先、そこから先だけ理論の確認、もしくは暗記事項になるのです。
これをしっかり行うことで、短時間で効率よく学習することができ、その悩んだ時間は模試の結果となって確実に返ってきていました。
中学受験の理科対策は大手進学塾ではなく、個別指導がおすすめ
『相棒』として考えられるのが、身近なところだと保護者、塾に通っている方は先生になるかと思います。
ですが、中学受験の理科を対策するのであれば大手の進学塾はおすすめできません。
なぜなら、大手の進学塾では、先生方は次から次へと授業が詰まっていて、『相棒』になることは時間的にも不可能なのです。
理科の問題について説明するだけで授業としては限界です。
子どもたち一人一人に合った、細かいチェックを入れてくれる『相棒』、この存在なしに理科の成績を上げることは不可能ですが、大手の進学塾ではそれをしていたら教室が回りません。
さらに、得意不得意の分野は子どもたちによりそれぞれです。
理論について納得する箇所も子どもによりそれぞれです。
しかし、個別対応が可能な補習塾であれば、子どもたちに合った不得意分野のプリントなどを用意してくれるなど、柔軟に対応してもらえます。
『相棒』になることが可能なのです。
まとめ
パターン化した勉強法、これでは理科の成績を着実に上げていくことは難しいでしょう。
誰でも妥協してしまうものです。
ましてや中学受験ともなると時間に制約がつきものです。
最終的に諦めざるを得ません。
- 理科という科目はもともとは4教科の総合問題である
- 理論が必要なのか、暗記が必要なのかを見極める
これをしっかり教えてくれて、徹底的に付き合ってくれる『相棒』を見つけることが中学受験の理科をクリアする方法です。
実践してみると、意外と少ない暗記だけで済むことが浮き彫りとなります。
浮き彫りになった問題をこまめに小テストするだけで簡単に理科の成績は上がります。
苦手意識もなくなると同時に成績にも反映されて、今まで理科を敬遠していた子どもですら、理科は成績を伸ばすのが簡単な科目だということを実感できるはずです。
理科の成績が伸びずに悩んでいる方は補習塾の無料相談を利用してみるのがおすすめです。
中学受験ドクターなら、ネットから簡単に無料相談ができますのでお試しください。
[doctor]
コメント