お子さまは宿題やテストで間違えた箇所があった時、やり直しや解き直しを必ずしていますか?
学習相談をしていると日能研のカリテや四谷大塚の合不合に対して
- 「宿題やテストの解き直しをやるべきですか?」
- 「子どもが解き直しの時間を取ることができない。しなくてもいいのですか?」
- 「そもそもなんで解き直しややり直しをしなければならないのですか?」
とたくさんご質問をいただきます。
確かにその作業の分拘束時間も生まれますし、同じ問題を解きなおすのが面倒でやりたがらないお子さまが多いです。
しかし、解き直しは必ずやるべきです。
今回は日能研のカリテや四谷大塚の合不合の解き直し、やり直しをするべき理由と成績アップの方法についてご紹介させていただきます!!
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カリテや合不合でよく聞く話
- 「日能研の宿題でもテストでも、子どもがやり直しを積極的やってくれません」
- 「四谷大塚の問題をただ解いただけでは、学力がつかないと聞きました。本当ですか?」
といったお話は、お電話でお問い合わせいただいたときにもよくご相談いただく事例です。
皆様に共通していることは「子どもがテストや宿題の解き直しを積極的に行わない」ということに尽きます。
日能研や四谷大塚の解き直しをする意味
中学受験には【間違いから学びを深め、次に同じ間違いをしないように改善を重ねていく】ことが必要だからです。中学受験の勉強は、入試当日になるまでにいかに
- 自分の苦手な単元は何なのか
- どんな時に間違えてしまうのか
- 捨てる問題はどれなのか
- どのくらい時間がかかるのか
- 間違えないためにはどうすればいいのか
といった入試問題を解くための方法を子ども自身が学んで、それらの解決能力を鍛えていくかが合格のカギになります。
自分の力で日能研や四谷大塚の問題を解き直して能力を高めていくのが理想ですが、それを自力でできている小学生はほとんどいません。
では、なぜ自力で取り掛かりにくいのでしょうか
解き直しをしない理由①子どもの気持ち
これは第三者として直接子どもに聞いてみないとわかりにくいのですが、中学受験をする子どもは基本的に『失敗をしたくない』と考えている子が多いです。お子さまはいかがですか?
そのためお子さま自身の意識の中で、自分が間違えた問題を見直すとまるで『自分が否定されている(学力がないと感じる)』気持ちになっているのです。
4人中3人は抱えている悩みですね。
失敗を恥と感じる年ごろなのに、それをわざわざ自分で見開いて解き直しとやり直しをするのは難しいですよね。
解き直しをしない理由②保護者様の対応
多くのご家庭では、お母様が一緒になってテスト直しや宿題直しをされているようです。しかし、その時の対応の仕方が悪いと子どものモチベーションはグングン下がってしまいます。
例えば、お子さまと一緒に机に向かって日能研や四谷大塚の問題を解き直している時に「なぜ間違ったの?」「どうして間違ったの?」といった「なぜ?」の質問を多く使っていませんか?
実は、間違えた理由を突き詰めていく事は、お子さまが解き直しを嫌がる原因として最も多く上げられます。
当然、次回のカリキュラムテストや合不合で結果をにつなげるためには【間違いの原因】を見つけることは重要なことなのです。
しかし「どうして?」「なぜ?」といった質問は子どもにとって【追及される場面】で使われることが多いため、心理的に追いつめられているように感じる効果があります。
そのため、そうした質問が多く重なると「結局僕が悪かったんだ…」と気持ちが沈んでしまうため、解き直しとやり直しは【後味の悪い気持ちと時間】と感じてしまうのですね。
日能研の解き直しをさせる方法
まず『自分の失敗の結果』について言及するのは避けてください。
どうしても間違えてしまったことに対して(特に連続で結果が出ていないと)言葉を挟みたくなりますが、まずは『今回のテストの成果について』言葉をかけてあげてください。
そのあとで【テスト問題の中の間違えた内容の分析】をしていきます。ここでは【もう少しでとれそうだったところ】を中心に探してください。
そして次の機会に正解できるように声かけをすると、お子さまも「ここができたらもう少しで○がもらえたんだ」「次のカリキュラムテストでは、正解が増えるかもしれない!」とポジティブな気持ちになり、解き直しの時間が苦痛ではなくなっていきます。
他の大手中学受験塾の問題でも有効ですが、日能研のカリキュラムテストはテスト問題の出ている量と範囲が広めなので特に有効です。一つ一つ丁寧に見てあげると、それだけで子どもは喜んでくれます。
四谷大塚のやり直しをさせる方法
さて、肝心な声掛けの方法です。ネガティブに感じる言葉を避けるためには、未来につながる質問を積極的に使ってください。
例えば「何ができると次のテストで○がつくかな?」ですとか「ここから何がわかるかな?」といった、理由を尋ねる「なぜ?」ではなく「なに?」の質問に変えてみてください。
これだけで子どもの心理負担は軽くなります。そうして「こうすればこの問題が次に出たときは点数に変えられるぞ!」という気持ちになり、次の学びに繋げていくことができる可能性が高まります。
特に四谷大塚の合不合では、他の中学受験塾よりも数値が明確に出てきます。あとはその結果をもとにお母様自身が言葉の選択をするだけで、自然と子どものモチベーションと成績アップに繋がっていきます。
宿題やテストの解き直しにおススメの塾
効果的に四谷大塚の宿題を解き直したり、日能研のカリキュラムテストのやり直しをするには『適切な分析』と『子どもの特性に合った声掛け』が必要です。
もしもそれらが難しいと感じる、あるいはやってみても効果がでなかった場合はプロに任せてしまった方が早いです。
本番までの時間が限られている中学受験では時間をいかに有効活用できるかが重要ポイントなので、無料で学習相談もできる補習塾や家庭教師に相談してしまいましょう。
学習計画を立てたいなら
まずおススメなのは家庭教師のノーバスです。ここでは専門の学習アドバイザーが学習カリキュラムを設定してくれるのですが、これは宿題やテストの直しも含めて計画してくれます。それだけ重要ということですね。
そもそも宿題を解く時間があって、解き直しに使う時間に限りがあったとしても、子どもにとって無理のない学習プランを立ててくれるので安心です。
特に、資料請求するだけで学習相談に乗ってくれることが一番助かりますね。今すぐ解決したいのであればこちらがおススメです。
[nohvas]
塾での成績を上げたいなら
次におススメしたいのは中学受験ドクターという塾です。公式ホームページにもあるように、ここには四谷大塚や日能研の元トッププロ講師がそろっています。
いわゆる、補習や宿題専門の塾なのですね。
元講師たちが『どうすれば日能研や四谷大塚での成績が上がるのか』を考えてくれるのが特徴ですが、その指導力の高さは他の個別指導塾とは比べ物にならないほど高いです。
クラスが上がらないと受けられなかった『トッププロ講師』がマンツーマンで教えてくれるのですから、成績が上がらないわけがありません。
さらに無料の体験授業を受けると、その場で学習計画と宿題とテスト直しの方針まで無料で相談に乗ってくれるので、何度か体験授業をして子どもに合った先生を選ぶことも可能です。
問い合わせをしたときは「今〇〇塾に通っています」と伝えれば、元日能研講師や元四谷大塚の講師を付けてくれる可能性が上がるので、必ず伝えるようにしてください。
[doctor]
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子どもは、しかも5.6年生ごろになるととても敏感な感性を持ち始めます。恥をかきたくないと感じたり、ミスしたくないと思ったり、お母様へ反抗することも増えてきます。
そんな気難しい時期だからこそ、声掛けの仕方や評価の方法など細かに意識しなければいけないのですね。
始めはだれでも難しいです。ですが、子どもの将来の姿を想像しながら根気強く当たっていきましょう。お困りのことなどありましたら、いつでもご相談ください。
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