中学受験の塾

四大中学受験塾を3つの要素で比較する!

2017年4月28日

四大中学受験塾を3つの要素で比較する!

中学受験をするなら、今や塾通いは必須です。

塾に通わないで中学受験をする『下克上受験』が流行ったり、親御様が教えたり、なんてことも聞くと思います。

ですが、それは【私立中学受験の経験を持つ親】が、大手中学受験塾の指導に匹敵するくらいの熱心さで子どもの勉強を見てあげられたり、子どもが勉強しなくてもよくできるある種の秀才だった場合などがほとんどで、参考にはなりません。

ではなぜ中学受験には塾が必要なのかというと、ひとえに【塾によって定められたカリキュラム】に従う必要性があるからです。

中学受験は小学生が習うべき学習内容は決められているのにもかかわらず、その大学受験にも匹敵する難解な表現と、応用力に特化した難易度が小学校で勉強する内容とは大きくかけ離れています。例えば受験に必要な算数の単元に『つるかめ算』がありますが、小学校の教科書にはコラム程度しか記載がされていません。小学校の勉強だけでは、到底入試に対応することはできないのですね。

そのために、中学受験のノウハウを確立した塾ごとのカリキュラムを受け、膨大な課題をこなし、成績を上げる必要があるのです。

今回は塾ごとのカリキュラム、子どもとの相性、デメリットについてまとめて紹介いたします。ぜひ参考にしていただいて、志望校の合格の近道にしてください!!

【中学受験を成功させるなら、大手塾に通わせましょう】

そもそもの塾ごとのイメージ

塾ごとにどんな違いがあるのか、と言えばその特徴は『週テスト形式』『復習主義』か、といったところになります。こちらのサイトでも中学受験塾の定義として

「週テスト」形式の塾は「メリハリタイプ」の子ども向き、「復習主義」形式の塾は「コツコツタイプ」の子ども向きといえる。
「週テスト」方式を採用していることで有名なのが四谷大塚、「復習主義」で有名なのがサピックスである。
最近勢いのある早稲田アカデミーはこの両方のハイブリッド型。週テストもあるし、大量の宿題もある。逆に、サピックスほど宿題は多くなく、週末のテストは2週に1回という中庸スタイルが日能研だ。

といった解説がなされています。中学受験塾ではいわゆる大量の宿題や毎週ごとの確認テストなどが子どもにとっての最大の難所になるわけですが、こうしてみると【子どもにどんな学習環境を与えたいか】という基準で見ることができると思います。重要なのは合格実績などではなく、子どもとの相性なわけですね

【SAPIX】

塾の最大の特徴

大手塾の中では、御三家をはじめとする難関校への合格実績が最も、ダントツに高い塾です。いわゆる偏差値の高い「いい学校へ入ってもらいたい」と考えた場合、まずはこの塾を選択肢に入れると思います。

子供の学力や性格によって成績やモチベーションが2極化するのが、SAPIXの特徴といえます。

カリキュラム

まずなによりも宿題が多いのが特徴です。

復習に重点を置いた濃密なカリキュラムで、テキストが授業毎に冊子で配布されるため、その整理やスケジュール管理など、家庭学習を家族が必死にサポートすることが必要不可欠です。難関校への合格率は高い反面、テキストも上位層向けで解説が極端に少ないため、基本をしっかり身につけ授業が理解できるようにならないと厳しいことになります。

デメリット

カリキュラムは全体的に上位クラスに標準を合わせているので、成績に応じて頻繁にクラス替えがあります。

上位にいる子供はモチベーションが上がり成績が向上していきますが、その反面、それ以外の子供は過剰にストレスを抱えがちになりメンタルが弱いとクラス上下どころか下降していく負のスパイラルに陥る可能性があります。処理能力の高い子供でないとついていくのが難しいという一面があるので、上位クラスにいる子供は希望校合格の道が開かれますが、上位から外れてリカバリーが難しい場合は転塾を検討する必要があります。

【四谷大塚】

塾の最大の特徴

もともと四谷大塚はテスト会からスタートしており、伝統のある『週例テスト』や『合不合判定テスト』には定評がありました。

小規模の準拠塾が多数あるため、テストの母集団には非常に優秀な上位層から中堅~下位クラスまで幅広く在籍しています。中学受験では老舗の塾だが、ここ数年間は実績面でSAPIX・日能研に差をつけられている印象です。

カリキュラム

サピックスとは逆に、四谷大塚では詳しく解説された中学受験で有名な自社制作のテキスト『予習シリーズ』が主要教材で、科目によって副教材があります。難易度と進行速度が大幅に上がったため、上位層でなければ質の高さを維持できなくなっています。

首都圏で子ども時代を過ごした共働き世代にとってはなじみのある塾とも言えますが、一昔前のイメージとは大きく変わっていますね。

デメリット

レベルごとに『週例テスト』があり、翌日にインターネットで採点済みの答案が返され解説授業が実施されます。通常の復習テストは比較的易しい内容ですが、『週例テスト』は平均点が50~60点とかなり厳しくなっていますね。

【日能研】

塾の最大の特徴

成績上位の子に限らず、どんな子でも幅広く受け入れる規模最大級の中学受験専門の塾です。青いかばんと、特に中堅に強いイメージがありますね。日本最大級の規模を誇るため、そこから得られる膨大な情報を蓄積して活用する「DI学習支援システム」は日能研ならではの強みであり特徴といえます。

カリキュラム

カリキュラムは成績上位者を基準にするのではなく、標準的で幅広い層に対応できるように分かりやすくなっています。

中学受験に必要な知識を満遍なく、一定のペースで進めていきます。宿題が比較的少なく同じ問題を何度もじっくり考えさせる傾向があるので、大きく落ちこぼれる子は少ないけれど、一方で面白みに欠けるため、学習意欲が湧きにくい子も出てきます。標準的なカリキュラムが故に、成績上位者にとってはやや単調に感じることがあるかもしれません。

デメリット

規模の大きさによるデメリットにはなりますが、塾側のフォローが今ひとつ行き届かないということがあります。

日能研は、4~5年生のうちに1週間の学習リズムが作り上げられるかどうかによって親の負担が変わります。「カリキュラムテスト」や「公開テスト」が来るたびにテスト勉強を慌ててやるタイプの子は、テストの成績も不十分で、そのテスト直しに時間が取られ、次のテストに向けての勉強ができず悪循環に陥ってしまいます。

6年生になるとテストの回数が増えるため、毎週の勉強が全く回らなくなってしまう場合もあり、その際は親の負担が大きく膨らみます。毎日真面目にコツコツと学習して、以前に学んだことをきちんと覚えていられる子に向いている塾です。

【早稲田アカデミー】

塾の最大の特徴

早稲田アカデミーの特徴は、他塾と比べなくともハッキリと見て取れる【熱血漢溢れる密着型の指導】です。

業界でも体育会系と呼ばれますが、より良い環境作りを目指している講師が多いからこそだといえます。

カリキュラム

根本の原理を理解する思考を深めていくのではなく、一問でも多くの問題を解くことによって考え方や解き方に慣れさせようとする塾なので、くり返し学習することで身に付く子には向いています。

解いて覚えるだけなので学習方法としては分かりやすく、親の管理が楽という面もあります。使用される教材は『予習シリーズ』で、月に1度のクラス編成には四谷大塚の組分けテストが使われています。

これに加えて、独自の解説授業による指導が行われます。6年生で「NN志望校別コース」が始まりますが、このNNの意味は「なにがなんでも」。早稲田アカデミーの特徴を上手く言い表している名称ですね。

デメリット

量重視の学習で、理解を伴わない「丸暗記学習」の癖がつきやすく、5年生の半ばから成績に伸び悩む子の比率が高くなる傾向にあります。5年生から6年生にかけて子どもがどのように伸びていってほしいのかをよく考えて選択すべき塾です。

宿題の量が他の塾よりも圧倒的に多く、また、それをきちんとやったかのチェックが相当厳しい塾です。

低学年から始めた場合、学習リズムがつかめるので有効ですが、4年生以降は宿題の量が多過ぎるため、それをこなすだけのルーチンになってしまう恐れもあります。

宿題の量が多いことが、良いほうへ出るか悪いほうへ出るかは、子どもの処理能力と性格次第と言えるでしょう。

まとめ

ここまでいろいろと挙げましたが、同じ塾でも教室によって当たり外れがあります。塾を選び通う前には、必ずその教室に通っている生徒の様子を観察したり、入塾前の学習相談で講師や職員の資質を見極めたり、教室単体での合格実績を確認するようにしてください。

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