中学受験をするにあたり、ほとんどの子が進学塾に通うと思います。
ですが、せっかく塾に通っても
- 授業が速くてついていけない
- 家で復習をしようと思っても内容が理解できない
という子どもが多いです。
また、家の近くに中学受験向けの塾がないなど、塾以外の方法を探している保護者もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが『スタディサプリ』です。
スタディサプリはリクルートが提供している月額980円見放題の動画学習サービスです。
スタディサプリには小・中・高・大学受験、さらには英語や資格学習用の動画が用意されているのですが、当サイトでは中学受験を目指している方向けにスタディサプリを紹介します。
スタディサプリがどんなものなのか、どんな子がスタディサプリに向いているのかについても詳しく書いています。
スタディサプリのような授業動画は需要が高い
動画と聞くと「本当に映像だけで中学受験が対策できるの?」と疑問になるかと思います。
自分たちが受験をする頃にはなかったので当然だと思います。
ですが、最近は動画での授業は一般的になっています。
大学受験の東進ハイスクールや資格予備校などは動画形式の授業を取り入れています。
動画形式の授業が普及してきた理由として、“良い先生に教えてもらいたい” という要望が増えてきたことが挙げられます。
テレビで大活躍中の林 修先生をはじめ、参考書も『安河内の新・英語をはじめからていねいに』というように講師の名前がついて発売されるなど、講師人気が増しています。
実際に、有名講師の授業はわかりやすく、子どもが学習につまずくポイントや理解するうえで重要な部分をしっかりカバーしてくれるため、有名講師の授業を一回受けるだけで苦手科目への意識が変わることも多いです。
このように、“有名講師からの質のいい授業を受けたい” という想いが授業動画の需要を高めてきたんです。
スタディサプリで中学受験を合格できる理由
多くの方が質の高い学習環境を望むのは、もちろん中学受験を合格するためですよね。
このページを読んでくださっている方も、子どものためを想って必死に情報を求められていると思います。
そして、スタディサプリなら求めている最高の学習ができる環境が整っているので、その点について紹介していきます。
選び抜かれた有名講師だけの授業
上でも紹介したように、有名講師の授業はとても人気があり、受けられる方法も限られてきます。
嬉しいことに、スタディサプリは有名講師のみで授業動画が用意されています。
さらに、講師は科目ごとに担当が分けられ、それぞれの教科のスペシャリストが揃っているんです。
個別指導では真似できない、万全な体制での授業が受けられます。
問題集で苦手や得意なところがわかるので効率よく学べる
スタディサプリはただ授業の動画を観るだけではありません。
授業内容に沿った問題が用意されていて、それをオンライン上で解くことができるようになっています。
さらに解いた問題はデータに記録されているので、正解できなかった問題をあとから簡単に見つけることができます。
これにより、ポイントをしっかり抑えることができ、少ない時間でも効率よく学習することができるんです。
まなレポで子どもの学習が把握できるので安心
スタディサプリには『まなレポ』という機能があります。
まなレポは保護者用の管理画面のことで、子どもがオンラインで学習した時間や問題の正答率などを見れるようになっています。
ついつい子どものことが心配になって勉強に口を出してしまうところですが、これなら安心して子どもの学習を見守ることができます。
子どもも責任感を持って学ぶようになり、学習習慣がつくようになりますので、勉強や塾が嫌いの子でも成績が自然に伸びるようになります。
スタディサプリと子どもの適正
スタディサプリのサービス内容とメリットについて理解していただけたと思います。
しかし、全ての子にスタディサプリが有効かというと、そうではありません。
もちろんですが、スタディサプリを使わなくても中学受験に合格する子はたくさんいます。
「使ってみたけど、効果が薄かった」という思いにならないように、スタディサプリに向いている子・向いていない子について紹介します。
スタディサプリで中学受験をするのが向いている子
まずは、スタディサプリに向いている子について紹介します。
特におすすめしたいのはこんな子です。
- 勉強があまり好きじゃない
- 理解するのに時間がかかる
- テレビゲームが好き
- 勉強するまでに時間がかかる
こういう子は塾へ行ってもあまり効果が出ないことが多いですが、スタディサプリの場合は逆に効果的です。
今の子は動画に抵抗がありません。
スマホやパソコンでYoutubeを観ている子も多く、スタディサプリのような動画形式は “勉強” という抵抗がなく観ることができます。
また、動画はわからないところがあれば一時停止をしたり、繰り返して再生することができるため、理解の定着が自分のペースで行えます。
授業中に手を挙げて質問しづらい子も、動画であれば気にすることなく、理解できるまで学習ができるんです。
そして、なんとスタディサプリには『サプモン』という育成ゲーム機能があり、勉強することで貯められるコインを使って、モンスターを育てることができるんです。
今の子どもの特性を上手く利用して学習意識を高める工夫がされていて、自然とスタディサプリに向かって勉強するようになるので、勉強するまでに時間がかかっていた子にもおすすめです。
スタディサプリで中学受験をするのが向いていない子
逆に、スタディサプリが向いていない…
言ってしまえば、スタディサプリを使わなくでも勉強ができる子もいます。
特に、テストの度に周りの子と点数や偏差値を競っている競争意識が高い子にはスタディサプリは向いていません。
なぜなら、集団塾の方が闘争心が湧いて点数が上がる可能性が高いので、一人で学習することでモチベーションが下がってしまうからです。
また、周りをよく観察できる子も向いていません。
こういう子は、自分以外がやっている勉強方法を真似して学習効果を高めることができますので、集団塾に通わせるのがいいでしょう。
スタディサプリと中学受験向け塾の違い
中学受験全体で見ると、塾と授業動画の割合では塾が多いと思います。
では、具体的に塾と授業動画ではどんな違いがあるのか見ていきたいと思います。
スタディサプリが塾より優れているところ
やはり一番は、自主性を持った学習習慣が身につくところです。
これは塾に “通わされてる” という意識のもとで身につけるのは難しいですし、周りに流されてしまう子は塾に通うことが目的になってしまい、中学受験に合格するという本来の目的を忘れてしまいがちです。
そして、学習効果で言えば繰り返し学習の中では動画形式の授業に勝るものはありません。
詰め込まされた知識では本番の試験で力を発揮することはできないのです。
定着した理解こそが中学受験を合格する鍵になり、それは繰り返し学習によって身につくんです。
最後にバカにできないのが料金の部分です。
これはスタディサプリの公式サイトの方に詳しく掲載されていますが、通うタイプの塾に比べてスタディサプリは約49万円も安く済ませることができます。
その分を私立中学の入学金にあてることもできるので、費用面でもスタディサプリは優れています。
スタディサプリが塾より劣っているところ
逆にスタディサプリより塾が優れているのは、集団での雰囲気に慣れることができる点です。
受験会場の雰囲気に緊張して本来の力が発揮できずに終わってしまう子もいます。
スタディサプリで学習する際は模試を多く受けるなど、場慣れする対策が必要です。
スタディサプリは集団でないこともあり、同じ志望校を受ける友達を作りづらい点が挙げられます。
一緒に目指しているという気持ちはやる気も上げてくれますし、同じ志望校であれば友達との情報交換も行えるので、スタディサプリでは個人での情報収集を欠かさないようにする必要が出てきます。
そして、塾に通っていると私立中学のコネが貰える場合があります。
塾から一定数の進学者を私立中学に出している場合だと、前もって個別相談を受けることができる場合があります。
これは全ての塾に言えることではありませんが、そういった恩恵がスタディサプリでは受けられません。
スタディサプリの料金
上にも少し紹介しましたが、スタディサプリは塾に比べて料金が安いのが魅力的です。
スタディサプリは月額980円で動画が見放題なので、1年間契約したとしても最大12,696円(税込)しかかかりません。
さらに月払いではなく、12ヶ月契約の場合だと割引がかかって10,584円(税込)で済んでしまいます。
もちろん大手のリクルートですので、途中解約といった返金にも対応しているので安心です。
まとめ
一見すると不安を感じてしまう動画学習ですが、スタディサプリは学習習慣を身につけられるように考えられており、科目ごとに細かい動画が用意されているのでおすすめです。
苦手な問題を重点的に学習できるサポート機能や、保護者が安心して子どもの学習を見守れる『まなレポ』など、効率よく勉強ができるようにできているので、中学受験もしっかり対応できます。
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