四谷大塚の合不合判定テストは他の模試やテストに比べ、志望校の合否が正確に出ます。
そのせいか、テストの点数だけに一喜一憂して合不合判定テストを意味のないものにしてしまうのが典型的な受験失敗パターンです。
模試の結果をしっかり見ないと意味がありませんし、成績を上げている子は合不合テスト判定テストを上手く使ってるんです。
ちゃんと合格してもらうためにも、このページでは合不合判定テストの正しい見かたと効果的な利用方法について紹介したいと思います。
合不合判定テストの精度は非常に高い
四谷大塚の合不合判定テストと言えば、
- 首都圏模試
- 日能研模試
と並んで、中学受験3大模試とも呼ばれている 最も精度の高い模試です。
精度が高いと言われる理由は
- 40年以上の歴史がある
- SAPIXの生徒でさえも受ける
という点が挙げられます。
特に、
難関校志望の子たちも受けるため、正しい偏差値が出る
同じ3大模試でも、難関中学を志望する子は首都圏模試を受けない傾向にあります。
しかし、合不合判定テストは難関校志望の子たちも受けるため、合不合判定テストの方が適性な偏差値が出やすいです。
偏差値が高く出やすいので、模試に慣れていなかったり成功体験を積むのに向いている。
学力に関係なく、多くの人が受けるため、正確な偏差値を測るのに向いている。
合不合判定テストの効果的な使い方
合不合テストが重要だということがわかってもらえたところで、それを使いこなす方法を紹介します。
方法は3ステップです。
“ただなんとなく受けただけ” にならないよう、しっかりと実践してください。
ステップ1:勉強するところを明確にする
保護者のほとんどが点数を気にしてしまいますが、本当に見るべきは
- 正解した科目の割合
- 不正解だった科目の割合
- 問題の正答率
- 全体の平均値
です。
なぜなら、この項目を見ることで、子どもの勉強する方向がわかるからです。
おおげさに言うなら、偏差値と合格判定は本番の結果だけで十分で、合不合テストは新しい勉強課題を見つけるものと考えましょう。
ステップ2:優先順位をつけて勉強する
合不合テストの結果で勉強すべき課所がわかったら、今度は優先順位をつけてください。
一番勉強すべきところは、全体で50~80%の子が正解している問題です。
正答率が高いところは他の子どもたちは必ず正解してきますので、ここで遅れをとってはいけません。
絶対にできるようにしておきましょう。
逆に言えば、全体の正答率が20~40%程度の問題は後回しにしてください。
あとは志望校の難易度にもよりますが、
- 不正解だった単元
- 全体正解率の割合
を判断基準に勉強方針を決めていきましょう。
ステップ3:志望校との相性を確認する
合不合テストと志望校の出題傾向を比較してください。
これを行うことで、子どもと志望校の相性がわかります。
各学校の過去問には、毎年度の出題傾向が記載されていますので確認してください。
出題傾向との相性を考えなければ中学受験を成功させることはできません。
合不合判定テストで志望校の合格判断をすることについて
偏差値についてですが、合不合判定テストで出た結果に関しては+5~+10ポイント程度の差は、第一志望として残して問題ありません。
理由としては、効率よく勉強すればそのぐらいすぐ伸びるからです。
まだまだ本番まで伸びると考えて、目標は偏差値5~10上のレベルにしましょう。
合不合判定テストは使いづらさもある
説明してきたとおり、合不合判定テストは点数と偏差値以外の数字に目を向ける必要性があります。
細かくわかるからこそ効果があるわけですが、保護者の方が今すぐそれらを見て分析と学習スケジュールを考えるのは難しいですよね。
最近では共働きの家庭も多いと思いますし、家事をしながら子どもの合不合テストをチェックするのは厳しいと思います。
それでも子どもを志望校へ合格させたいと考える方は、第三者からのアドバイスを受けるのが一番です。
合不合テスト対策におすすめの塾
家庭教師のノーバス
家庭教師のノーバスなら、模試前やクラスアップテスト前だけお願いできます。指定した期間と特定の日程で授業を実地してくれるので、無駄なお金をかけることなく成績を上げることができます。
さらに、講師育成の研修システムがしっかりしているので、いわゆるハズレ講師を引くことはまずありません。当然、相性が悪ければ交代可能です。
中学受験ドクター
成績を上げるには、講師の指導力が不可欠です。仮に家庭教師をつけたとしても、学生の講師では意味がありません。
プロとして仕事をする以上成績を上げるしかないわけですが、そのためには塾に確かなノウハウがなければなりません。そういった大手中学受験塾対策という意味でおすすめしたいのが、中学受験ドクターという塾です。
ノウハウがあるのは当たり前で、なんと中学受験ドクターは大手塾で教鞭を振るっていた講師のみで構成されています。
(大手塾:SAPIX・日能研・早稲田アカデミー・四谷大塚)
大手塾では、クラスが上がらないと有名講師の指導が受けられません。しかし中学受験ドクターなら、マンツーマンで指導してもらうことが可能ということです。
補習メインの塾ということもあり、ここ数年で実績を伸ばしています。無料の学習相談にも対応しているので、まずは資料請求してみてください。
まとめ
正直なところ、このページで紹介した合不合テストを利用する成績アップ術は今すぐ実践するのは難しいです。まだ4年生であれば大丈夫ですが、現6年生や難関校を目指している5年生には時間は残されていません。
手遅れになる前に、すぐにでも通っている塾との併用で成績を上げてくれる塾に相談してください。第一志望に笑顔で通うためにも、やれることは全部やっていきましょう。
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