子どもの未来に夢を膨らませる中学受験ですが、同時に悩みも多いですよね。
なかでも「子どもが行きたい学校と、自分が行かせたい学校が違う」 という悩みをよく聞きます。
我が家もご多聞にもれず、夢見がちな志望校ばかり口にする子どもにイライラを募らせ、なかなか志望校が決まらず悩んでいました。
同じような経験をされているご家庭は多いのではないでしょうか。
そんな方のために、我が家で取り組んだ親子間で志望校のズレをなくす方法を紹介します。
中学受験の志望校が親子間でズレる理由
結論から言うと、志望校を決めていく中で親子の間でそれぞれ重視したい基準が違うからです。
我が家の場合を例に挙げますと、我が子はのんびりした性格でしたので、「できれば面倒見の良い学校に進学してほしい」という親の希望がありました。
しかし、子どもは小さい頃から続けているテニスを中学でもやりたいため、「テニス部があり、テニスコートが整備されている学校がいい」と望んでおり、希望が全く折り合いませんでした。
このように、親と子で志望校に望むものが違うことがズレる原因になります。
具体的に、それぞれどんなことを志望校に希望するのか下にまとめてみます。
親が志望校に希望する視点
- 形態(共学、付属校、男女別学)
- 通学時間
- 設備(食堂、グラウンド、プールなど)
- 大学進学実績
- 補習の充実度
子どもが志望校に希望する視点
- 部活動
- 行事(修学旅行や文化祭など)
いかがでしょうか?思い当たるところはありませんか?
「子どもが気に入った学校に入らせてあげたい」という想いと、「子どもが選んだ学校で、本当に大丈夫だろうか」という不安…
志望校選びには、こうした心の葛藤がつきものなのかもしれません。
親子で志望校の基準を合わせる3つのコツ
志望校選択の基準がずれているということは、基準を合わせれば、親子で目指したい志望校が決まってきます。
では、どうすれば親子で基準が合うのでしょう。
私は子どもの意思を尊重しながらも、3つのポイントを心がけて親子で基準を合わせることに取り組んでいきました。
ポイント1
親子で一緒に学校見学をする
気になる学校の文化祭や学校公開日には親子一緒に足を運ぶようにしました。
親子で学校説明のお話を伺い、部活動、校舎の見学をすることで、学校について持った印象や考えを伝え合うようにしました。
そうすることでお互いに大事にしたい基準を共有するようになりました。
ポイント2
幅広い視点は提示するが、選択は子どもに任せてみる
学校見学で親が志望校に望む基準について伝えることはしましたが、志望校の選択は子どもに任せることにしました。
親の押しつけではなく、子どもに選ばせることで、子どもは自分の立ち位置を見つめ直すようになりました。
自然と将来に目を向けるようになり、いろいろな角度から志望校を考えるようになりました。
ポイント3
塾を活用する
志望校選択に「これが正解」という答えはありません。
迷った時には塾に相談することもありました。
プロである先生方は、親とはまた違った客観的な視点を持っています。
特に補習塾では子どもとの距離が近いため、子どもに合った的確な志望校のアドバイスをもらうことができました。
受験ドクターなら無料相談ができます。
他の塾に比べて情報量が多いので、親子ともに希望する志望校を提案してくれますよ。
親はつい急がせてしまいがちですが、待ってあげることも時には必要です。
我が家は試行錯誤しながらも、3つのコツで志望校をすり合わせることができました。
まとめ
志望校選択は親にとっても子どもにとっても大事なことです。
「志望校が決まらない」と焦ってしまいがちですが、ピンチはチャンス!と捉え、親子で志望校選択の基準を合わせていくように考えるのが大切です。
納得のいく志望校が選択できれば、日々の学習にも弾みがついていくと思います。
子どもにとってベストな選択ができるよう、親である私たちも急かさず見守りながら寄り添っていきましょう。
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