個別指導で中学受験に合格した方の体験をインタビュー形式で紹介!

他の子の勉強方法って気になりませんか?

特に、中学受験に成功した子の体験談には “合格へのカギ” が隠されています

  • 勉強方法
  • 勉強時間
  • 通っていた塾
  • 生活リズム

などなど、参考にできることはたくさんあります。

そこで今回は、個別指導(補習塾)を利用して慶應普通部に合格させた保護者にインタビューをしてみました。
これから受験に望む方は参考にしてみてください。

インタビューしたK子さん
  • 40代の専業主婦
  • 子ども2人
  • 長男が個別指導を利用して、第一志望校『慶應普通部』合格
  • 他の合格校は『立教新座中』『城北中』
目次

中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください

親せきの子が楽しそうにのびのびと通っていた様子を見て、親子で慶應中等部に憧れたのがきっかけです。

また、息子はスポーツが大好きで、英語の勉強にも意欲を持っていますので、大学受験を意識することなく、好きなことに邁進できるのもポイントになりました。

登場人物A

いつから中学受験対策を始めましたか?

4年生から始めました。
4年生から始めるのが一般的のようでしたし、周りの子も同じ時期だったと思います。

最初から個別指導で始めたのですか?

いえ、4年生から通っていたのは集団のサピックスです。
個別指導を利用したのは5年生の2月からです。

個別指導を利用したきっかけを教えてください

4年生から通っていたサピックスでは、塾内テストでの4科目偏差値は55~58、算数は53~55くらいでした。

その頃から算数はやや苦手でしたが、復習に時間をかけることでなんとかついていきましたし、得意の国社でカバーできた部分もありました。

それが5年生の夏くらいになると算数についていくのが大変になってきて、毎日、算数の復習や宿題に何時間も費やさないと終わらなくなってきたんです。

国社でカバーすることもできなくなり、偏差値やクラスは下がるばかりで、算数の偏差値は50を切ることもありました。

見かねた父親が週末に算数を見ていましたが、わからない時にすぐに相手をすることはできません。
塾が終ってから質問教室に行くこともあったのですが、帰宅が遅くなって疲れてしまうこともあり、無理に勧めることはできませんでした。

この様子では、親子で憧れていた慶應中等部は難しいと感じましたし、第2、3志望の合格もおぼつかなくなりそうでした。

そんな時に思い出したのが、秋の学校見学の時に校門で配っていた個別指導塾のチラシでした。
いつか役に立つこともあるだろうと、2~3枚保管していました。

年が明けた頃に2カ所に問い合わせ、体験授業を受けて子どもが授業がわかりやすかったという個別指導に週1回通うことにしました。

個別指導ではどのような学習をされたのですか?

5年生の2月から6年生の7月は、主にサピックス教材の復習と演習をサポートしてもらいました。
担当の先生はサピックスで指導されていたこともあり、サピックス教材に詳しかったですし、教え方も熟知していたようです。

また、息子の学力に合わせて、

  • 今週の教材はここまではできるようになっておくこと
  • それ以外は宿題に出ていても、今は手をつけなくてもよい

など、息子のレベルに合った演習問題を選んで指導してくれました。
それまで復習と宿題の山に追われていた息子も私も、目からウロコの勉強方法でした。

簡単な問題ばかりしていて大丈夫なのか気にもなりましたが、先生におまかせすることにしました。

個別指導を利用して成績は上がりましたか?

塾での成績はすぐには上がりませんでしたが、先生が基本問題をしっかりという指導をしてくださった結果、6年生の7月に受けた四谷合不合テストで、4月の同テストよりも算数の点数が良くなり、4科目偏差値が5ポイントアップしました。

四谷合不合テストでは難問はあまり出題されず、基本は標準問題重視なので、先生の指示にしたがって基本問題や計算問題をコツコツしっかりやっていた結果が成績に結びついてきたのだと思います。

また、6年生の6~7月になると、塾テストの算数も少しずつ成績がアップしてきたのが感じられました。
基礎問題を落とすことが少なくなってきたからだと思います。

夏季講習以降はどうでしたか?

夏季講習は毎日朝から夕方までビッシリですので、講習合間の休みとお盆に個別指導に通いました。

夏期講習は今まで習ったことの総仕上げになりますが、そろそろ志望校にあった勉強もした方がいいとアドバイスして下さり、志望校の入試に頻出分野については特に力を入れて指導してくれました。

志望校を個別指導の先生に伝えたところ、息子には中等部より普通部の方が対策が取りやすそうだと言われました。
中等部は算国重視の配点ですが、普通部は4科目が均等に100点ですので、最も苦手の算数に足を引っ張られないからだそうです。

2月1日校は確実なところに合格してから3日に中等部受験と思っていましたが、アドバイスを聞いて気持ちが変わってきました。

秋の学習の様子と志望校対策はどうでしたか?

志望校対策もしていただけるということで、秋からは週2回個別指導に通うことにして、そのかわりサピックスは1日休むことにしました。

サピックスでの算数の授業をフォローをしていただくとともに、志望校の過去問を解いたり、志望校の頻出問題を指導してもらいました。
志望校を冠した模試が2回あり、1回目は合格可能性20%未満でしたが、2回目は50%が出て、これが子どもの自信につながったようです。

算数は他科目の足を引っ張らない程度の点数でしたが、個別指導で過去問類似問題などの演習をしてくださった効果だと思います。
また、指導時間に余裕がある時は、理科の計算問題も見ていただきました。

直前1月の学習はどうでしたか?

補習塾には1月末まで通いました。
年が明けると、塾のフォローも軽くしてもらいましたが、志望校模試や過去問演習の復習をして、特に苦手な分野については何度も類似問題を解いていたようです。

大詰めは個別指導がメインという毎日になりました。
家では、理社の暗記チェックなどにも力を入れていました。

直前になるとインフルエンザが心配で小学校を休む方もいらっしゃいますが、息子は行きたいというので最後まで小学校に通いました。

入試が始まってからの様子はどうでしたか?

息子は緊張する性格ではなく、すんなりと1月校から合格をいただくことができ一安心しました。

1日の慶應普通部も落ち着いて受験でき、面接・体育実技も特に問題はなく終わったようですが、帰宅後、ケアレスミスも見つかったようで合格は見えませんでした。

無事合格をいただくことはできましたが、ギリギリの合格であり、苦手の算数が大きく足をひっぱらない程度の点数を取れ、4科目合計でなんとかすべりこむことができたのではないかと思います。

個別指導をおすすめしたいところを教えてください

大手塾の教材やシステムも素晴らしいですが、個別指導は一人ずつのレベルや苦手分野に合わせて問題を選び、指導してもらえるのがいいところです。

特に苦手科目について、一人ずつに焦点をあてた指導は威力を発揮すると思いました。

サピックスのみならず、それぞれの大手塾の教材やシステムに詳しい先生がいらっしゃるのも安心しておまかせできると思いました。

また、大手塾では過去問は添削をしてくれますが、返却までに時間もかかりますので、過去問指導はとても助かりました。

長女も中学受験の予定ですが、長男よりもはやめに個別指導を利用してみることを考えています。



K子さん、インタビューに答えていただき、ありがとうございました。
最後には苦手な算数が合格につながったようで、個別指導でしっかり対策して頑張った結果だと思います。

どんな子にも苦手な科目はあると思いますが、それには絶対に理由があります。
そして、それを見つけて成績アップにつなげてあげるのが講師の仕事です。

ですが、大手の進学塾だとマンツーマンの指導は難しくなりますし、受験の追い込み時期には実績をかせぐために成績優秀者を中心にカバーするところもあります。

しかし、個別指導なら子どもが合格するまでサポートできますし、一人一人に合わせた学習対策ができます。
理想の中学校生活と明るい未来をつかむためにも、個別指導を利用するのがおすすめです。

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